Activities/開催報告
Event Report
宇宙共創研究拠点 設立記念ワークショップ

2026年10月19日(月)、西早稲田キャンパス63号館にて、早稲田大学 宇宙共創研究拠点(WaSC)の設立記念ワークショップを開催しました。本拠点の活動方針と学内の宇宙関連研究を紹介するもので、学内外から78名の方にご参加いただきました。プログラムはこちらをご覧ください。
開会・祝辞
佐藤 哲也 拠点長(理工学術院 教授)の開会挨拶に続き、文部科学省 研究開発局 宇宙開発利用課 課長補佐の中村 智秀様、若尾 真治 早稲田大学 副総長より祝辞をいただきました。続いて佐藤拠点長が、人類社会の発展に向けて宇宙の理解と活用を追求し、分野横断的な研究を通じて社会に貢献するという本拠点の設立趣旨を説明しました。
基調講演
- 廣瀬 和之様(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 名誉教授)「宇宙科学に携わってきた立場から思うこと」
- 篠辺 修様(航空宇宙稲門会 会長、ANAホールディングス株式会社 名誉顧問)「民間企業の商品開発について」
研究紹介
理工学から人文・社会科学まで、本学の12名の研究者がそれぞれの宇宙に関わる研究を紹介しました。
- 宮下 朋之(創造理工学部 教授)「大学における超小型衛星の開発」
- 井上 昭雄(先進理工学部 教授)「宇宙望遠鏡で解き明かす銀河のはじまり」
- 尾上 匡房(高等研究所 講師)「宇宙望遠鏡とすばる望遠鏡で探る超巨大ブラックホール形成」
- 片岡 淳(先進理工学部 教授)「宇宙を観る目で人体を視る」
- 鈴木 進補(基幹理工学部 教授)「商用宇宙ステーションでの基礎研究・製造技術と有人活動」
- 朴 相俊(国際教養学部 教授)「Japan–Korea Economic Cooperation: Japanese Rockets and Korean Satellites」
- スティーブン・アンダーソン(高等研究所 講師)「宇宙飛行士の船外活動(EVA)における認知的課題:人間のパフォーマンスを探る自然な実験室」
- 中村 理(政治経済学部 准教授)「宇宙は社会でどう語られるか」
- 大河内 博(創造理工学部 教授)「富士山頂から地球大気を診る」
- サマー・プラカッシュ・カティワラ(国際教養学部 教授)「The Ocean’s Role in Regulating Earth’s Climate」
- 佐藤 哲也(基幹理工学部 教授)「スペースプレーン用空気吸い込みエンジンの開発研究」
- 細井 厚志(基幹理工学部 教授)「極限環境において高強度・高靭性な異種接合技術の開発」
衛星開発や天文学といった宇宙科学の中核分野から、医療、材料、地球環境、経済、社会、認知科学まで、宇宙という共通テーマのもとに多彩な分野が並び、宇宙研究の学際性をあらためて示すものとなりました。
最後に、稲葉 知士 理事(国際連携(研究)、研究広報)より閉会の辞がありました。
交流会
ワークショップ終了後は、63号館1階のロームスクエアにて交流会を開きました。嶋川 里澄(高等研究所 准教授)の挨拶に始まり、分野や所属を越えた交流が行われました。閉会にあたり、井上 昭雄(先進理工学部 教授)が挨拶しました。
おわりに
学部や専門の異なる研究者が一堂に会し、互いの研究を知る機会となったことは、「まず研究者が集まり、話をする場をつくる」という本拠点の出発点そのものでした。今後も、分野を越えた議論から新しい研究プロジェクトを発掘し、育てる場として活動を進めてまいります。
ご登壇・ご参加いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
